オフショアとニアショアの違い
今日仕事で取引先のHPを見て驚いた物がある。
〜弊社の活動〜
・札幌でのオフショア
と記載してあったのである。札幌は日本でないと言いたいのかと・・・
正しくは
◎札幌でのニアショアが正解だ。
ではニアショアとオフショアの違いはなんなのか?
これはとても簡単で国内か海外の違いだ。
*ニアショア・オフショアのメリット
・人件費が安い!
どちらも賃金格差を利用したビジネスモデルになる。ニアショアは日本国内での生産になるので人件費はオフショアの方が圧倒的に安い。
人件費:オフショア>ニアショア
・新しいビジネスの可能性が広がる!
新しい地域への進出になるのでより広い目線で物事を考えられる。ローカルマーケットを視野に入れられる。
*オフショアの問題点
・言語や文化が違うため教育に時間とお金がかかる
・かつての新興国が発展して、コスト削減のメリットがそこまで高くない国が増えてきた。
この業界は紛らわしい言葉が多いが少しの間違いで、意味も変わってきてしまうので一つ一つ覚えて行こうと思う。
「IoT」とは何か
最近訪問先のBPさんとの会話でよく話題に出るのが、AI、ブロックチェーン、そしてIoTの三単語だ。
今日の訪問先でこの中のIoTの話題になった時に、これに対する知識がついていなかったので今日は自分なりに調べてIoTについて分かった事を記事にしようと思う。
IoT=「Internet of Things」直訳すると「モノのインターネット」
もっと噛み砕くと「ありとあらゆるモノがインターネットに接続する世界」
こう言われてもあまりピンとかなかったのでIoTの実用例をいくつか調べてみると理解が深まった。
*交通機関におけるIoT
バスは、渋滞などにより到着が遅れることがあるが、最近では、バスもIoT化が進んでおり、Webサイトや停留所などにあるQRコードなどから「バスが何分後に来るか」をリアルタイムで知ることが可能。
*農業におけるIoT
ITとはほど遠い印象がある農業でも、IoT化が進んでいる。例えば、ハウス栽培における水やりや肥料の自動システムは IoTの一環。ただ水や肥料を与えるのではなく、農地に取り付けたセンサーで読み取った日射量や土壌の状況をもとに、水や肥料の量や与えるタイミング を計る。IoTを農業に活用することにより、節水栽培を可能にしています。農業の担い手不足が進み、より効率的な生産が必要とされる日本の農業分野では、IoTの重要性が高まっていくに違いない。
*もっと身近なIoT
家の冷蔵庫に入れていた牛乳がなくなったとしたら、そのスマート冷蔵庫が仕事帰りに牛乳を買ってくるように知らせてくれる。急な寒波がきて家の温度が下がってもスマート暖房はご主人の帰宅までに家を温めてくれる。
これからIoTの技術が進んで様々な「もの」にIoTが組み込まれると、今までの「人が物を管理する時代」から「物が人を管理する時代」になっていくのだろう。
情報システム部門とはなんなのか
よくIT企業のサイトを見ていて目にするのが情報システム部門という文字だ。
この言葉の意味が分からなっかたので調べて見た。
情報システム部門の業務は多岐にわたる。
*基幹システムの構築。基幹システムとは人事管理や販売・生産管理など企業にとっては なくてはならないITインフラで、開発後も社内業務が滞らないように運用、保守が必要となる。
*パソコンやメール、チャット、FAXなどの社内インフラを構築する。
*IT機器に詳しくない社員に対してヘルプデスクの仕事
*ユーザー企業において、IT事業者にシステムを発注する役割を果たしている。
通常、IT事業者のエンジニアはユーザー企業の業務が分からず、ユーザー企業内の業務担当(エンドユーザー)も全ての業務を把握していない。そこで情報システム部門の担当者が(情報システム担当)、社内の様々な業務とその流れ、システム化対象となる業務をまとめ、IT事業者にシステムを発注する。
結果・・・情報システム部門は何でも屋!
というイメージを抱いた。今まで人が行なっていた業務をIT化が進んでいる現在では代替する時代だ。今後も社内の環境、仕事効率を潤滑油として改善してくれる情報システム部門は重要になってくるのではないだろうか。
日本とアメリカエンジニアの年収の違い。
昨日の記事であげた通り、なぜ日本は他国と比べて年収が低いのだろうか。
給与・報酬に対する満足度を見ると、IT人材の平均年収が非常に高い米国や、国内全産業の9倍近くの年収が得られるインドでは、給与に対する満足度も非常に高く、逆に国内全産業との差が大きくない日本や韓国では、給与に対する満足度が低くなっている。
*平均年収の差としては
•アメリカ:857万円 ・日本:441万円
実に約2倍以上もの差が存在しているのだ。
ではなぜここまでの差ができてしまっているのか。
*エンジニアになるハードルの差
日本ではエンジニアになるために必要な学歴の規定などは定められておらず、文系出身でもなれるのに対し、アメリカでエンジニアになろうと考える人は情報系の学部を卒業し、そのほとんどは大学院で修士号、博士号を取得する。つまり、大学入学の時点で、エンジニアになれる人はごく少数に絞られてしまう。圧倒的ハードルの差だ。
*日本の福利厚生がしっかりしている。
日本の企業は、退職金制度や福利厚生に力を入れているので、全体的に給与自体の水準が低いのに対して、アメリカでは徹底した成果主義のためエンジニアのようなスキルを持った人材は、スキル次第で高い収入が得られることが挙げられる。これに関しては、日本の社会保障が手厚いという日本ならではの良さも出ていると思う。
*エンジニアを評価できる人が少ない
日本ではまだまだプログラミングは単純労働のように思われがちだが、実はソフトウェアの開発には単純なプロセスは少なくて、実際に開発することで様々な発見があり、それを企画側にフィードバックしながら開発する企画と開発プロセスが一緒になっているらしい。
このことを理解していない上司や上層部が会社にいっぱいいて、エンジニアを単純労働者として認識してしまうために、エンジニアを正しく評価できていないのが現状だ。
対して、アメリカでは昔からマイクロソフトのビル・ゲイツがエンジニアから社長にまで成り上がったストーリーがあるなど、エンジニアを単純労働者として認識するのではなく、サービスやプロダクトを生み出す人として認識されていたために、エンジニアは評価の高い職業となっている。
ただこれを見て分かる通り、現在の男子中学生のなりたい職業ランキングの一位はエンジニアを占めている。この世代の子供達が将来いいエンジニアになってくれれば日本のエンジニアの収入、待遇に、イメージが良い方向に傾いていくのかもしれない。
IT技術者の不足
この業界で働き初めてまだ一ヶ月もたっていないが、それでも強く感じるのがエンジニア不足問題だ。
最初は、エンジニアの数が減少しているのかと思ったが、エンジニアの数は基本的に年々増加しているらしい。
これは古いデータだが、現在でいうとだいたい100万人
一見多く感じるがこれでも人出不足なのは明らかだ。
理由としてはいくつか考えられる。
*WEB市場、IT業界の拡大
ソーシャル、ゲーム、通常の大手事業会社でも、どんどんITを活用する事業分野が拡大しているのが背景としてある。業界全体が盛りあっがているので喜ばしい限りだと思う。
*IT技術者の仕事へのネガティブなイメージ
3Kというイメージが定着してしまっているのが問題だと思う。「きつい」「厳しい」「帰れない」この3Kを「かっこいい」「稼げる」「経験になる」に変えれるかどうかがIT業界全体の課題になって来るとは思う。
*東京オリンピック問題
近年においては、このエンジニア不足を2020年問題と呼ぶ声もあるようだ。2020年問題とは、2020年に開催される東京オリンピックに向けての期待が高まる一方で、オリンピック関連システムの開発が推進され、多くのエンジニアが必要になるというもの。
2016年にマイナンバー制度が導入され、国や地方自治体のシステムはすべて更新が必要となり、これに付随して民間企業、金融機関等もマイナンバーへの対応が必須となり、社会全体でエンジニア不足が改めて露呈したらしい。
*IT業者の給料の低さ
日本はアメリカなどの国に比べて、給料が少ないらしい。需要に見合った給料がもらえてないのではないだろうか?この日本が給料が低い要因に関しては書ききれないので、後日記事にしてまとめようと思う。
今後、営業をしていく上でもエンジニアさんの事を第一に考え仕事をして行きたいし、利益だけではなく、エンジニアさんの気持ちに沿って考えられる企業がこれからは生き残ると思う。
BPOとは
本日、訪問する企業のHPを眺めていたらBPO
という言葉が出てきた。正直どのようなものか分からなかった。
企業運営上の業務やビジネスプロセスを専門企業に外部委託することを指す。*wikiより
簡単にいうと日常業務を外部委託する事らしい。
ちなみにIOT(インフォメーション・テクノロジー・アウトソーシング)
各企業の管理プログラム作りなど、コンピュータやインターネット技術に関連した業務の外部委託(アウトソーシング)のことを指す。*wikiより
簡単にいうとT部門のやるお仕事の外注らしい。
こう調べてみると案外簡単な言葉であった。
出典: IDC Japanプレスリリース「国内BPOサービス/ビジネスコンサルティング市場予測を発表」(2013年5月14日)
この資料から分かる通り、BPO市場規模は年々増加傾向にあり、バブル崩壊、デフレ期、リーマンショック以降でさえも、衰えることなく成長し続けている。
これから先もまだまだ伸びて行くだろう。このように色んな会社同士で協力して、共に成長して行くようなBPOが増加すればするほど日本の全体的な景気も盛り上がるのではないだろうか。
業務システムの分類
ユーザー企業に置いて稼働する業務システムは大きく、基幹システム、業務支援システム、インターネット・セキュリティシステムの三つに分けられる。
【基幹システム】
基幹システムとは、会計、人事管理、生産購買管理、販売在庫管理といった企業の管理業務を支援するソフトウェア。
*ERP
様々な業務システムを企業全体の視点で統合的に最適化するシステム。
*SCM
主に製造業において自社内あるいは取引先との間で受発注や在庫、販売、物流などの情報を共有し、原料、部材、製品を全体最適するシステム。
【業務支援システム】
業務支援システムとは、販売、営業、企画といった業務を様々な視点から支援するソフトウェア。
*CRM
顧客ごとの売り上げ・属性データを収集・管理・分析することで、販売チャンネルごとの販促、営業、保守などの活動を支援するシステム。
*SFA
販売員・顧客ごとの営業プロセスや進歩情報を収集・管理・分析することで、営業活動を効率化するシステム。
【インターネット・セキュリティシステム】
インターネットシステムとは、CMS(コンテンツ管理)、企業ポータル、ECサイト構築、ログ解析などを行う上で利用するシステム。
*CMS
ウェブサイトを構築するテキスト・画像などのデジタルコンテンツを統合的に管理し、配信を支援するシステム。
*セキュリティシステム
PC管理、ソフトウェア配布、ライセンス管理、パッチ管理、ログ管理、不正検出などにより情報システムのセキュリティ管理を支援するシステムのこと。